自宅で家事・育児と両立させながら働ける在宅ワークは、主婦の強い味方ですよね。
私は、結婚→妊娠出産を経て、かれこれ在宅ワーク歴10年を超えました♪
ただ、在宅ワークにはメリットも多い反面「確定申告を自分でやらなきゃいけない」などの難関も…。
確定申告?なにそれ、おいしいの?
確定申告は学校で習わないので、ひーくんのように「確定申告ってなに?」という人や「確定申告のやり方が分からない」なんて人は多いですよね。
そこで今回は、実際に確定申告をするときのポイントや手順を詳しくまとめてみました!
今年初めての確定申告を行う予定の在宅ワーカーさんはぜひ、チェックしてみてください♪
確定申告って?どうやるの?
確定申告とは、納税者が自分の年間所得と所得税額を計算し、税務署に申告する手続きのことです。
確定申告では、1月1日から12月31日までの期間を「1年」とすることが定められています。
ちなみに、副業や控除がある人は被雇用者でも確定申告が必要になることもありますよ。
確定申告には2つの種類がある!
確定申告には、内容に応じて2つの種類があります。
大まかに解説すると、白色申告は所得が少ない人向け、青色申告は控除を使って節税したい人向けです。
白色申告 | 青色申告 | |
---|---|---|
事前申請 | 不要 | 必要 |
帳簿付け | 単式簿記 | 複式簿記 (控除額10万円は単式簿記でもOK) |
控除 | なし | 10万、55万、65万の3種類 |
青色申告はある程度の知識が必要な複式簿記を利用するので慣れるまでは大変ですが、メリットが色々あります。
詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
確定申告のステップは5つ!
なんだか難しそうなイメージのある確定申告ですが、5つのステップを順番に進めていけば誰でもできちゃいます。
事前準備は、普段の仕事と並行して進められる内容です。
早めにどんな準備があるのかを把握して、少しずつ進めていきましょう!
「帳簿付け」は事前準備で揃えたものを参考に、お金の流れを記録する作業だよ。
なんか難しそうだなー
確かに最初はちょっと難しいかも…。でも、帳簿付けをサポートしてくれる仕組みもあるから、大丈夫だよ!
確定申告書の作成は、手順1,2が正しくできていればあっという間。
提出、納税・還付も難しいものではないので、実は確定申告の山場はズバリ”前半”にあります!
確定申告の準備をしよう
確定申告をするためには、自分の収入や在宅ワークに必要だった経費の明細などが必要。
申告は翌年の2,3月ですが、これらの準備は少しでも早めに、できれば定期的に行っておくことをおすすめします!
各項目について、詳しく解説していきますね。
源泉徴収票・支払調書の用意
「源泉徴収票」は源泉徴収をした雇用主が、「支払調書」は源泉徴収の必要がある報酬を支払った発注者が発行する、法定調書のことです。
給与や報酬の支払い額と、そこから源泉徴収した所得税額が記載されています。
給与所得者の場合は給与から、個人で特定の報酬を受け取る場合はその報酬額から、約10%の所得税を企業・団体が差引き納税するシステム。
確定申告を行うときは、源泉徴収票や支払調書が手元にあると、収入や税額の計算がしやすくなりますよ。
ただし、報酬に対する支払調書の送付は義務化されていないので、クライアントによっては送られてこない場合も。
在宅ワークのほかに給与所得がある場合は雇用先からの源泉徴収票を、報酬から源泉徴収された場合はクライアントから送付された支払調書を、しっかり保管しておきましょう!
領収書をまとめておく
在宅ワークをしていると、買い物やサービス利用など、仕事を進めるために必要な出費が生じますよね。
これを「経費」として申告することで、所得税を節税することが可能です。
所得税を課税するときに使われる「所得金額」は売上から経費と控除額を引いた額。そのため、経費計上をしっかりすることで所得金額を抑え、節税につながります。
領収書は確定申告書に添付する必要はありませんが、帳簿付けしたものは5,7年間の保管義務が生じます。
遡って税務調査が入ることもあるから、いつでもすぐ出せるようにしておきましょう!
在宅ワークの内容にもよりますが、経費は毎月コンスタントにかかるものと、不定期や単発で発生するものがありますよね。
口座の用意・情報の整理
在宅ワークはオンライン上でお金が動くことも多いため、口座情報はお金の流れを管理するのに必要不可欠なもの。
売上金や経費の入出金を正しくスムーズに管理できるよう、在宅ワーク用の口座を1つ用意しておくと便利ですよ。
- 家計やプライベートと共用している
- 複数の口座から入出金がある
在宅ワーカーは完全に口座や現金を公私で分けることは難しいものですが、なるべくごちゃまぜにならないように気を付けてみて。それだけで経理作業がとてもラクになりますよ。
また、所得税の還付がある場合は任意の口座を指定して振り込んでもらうことになります。
確定申告書に口座情報を記載する欄があるので、直前で慌てたり悩んだりしないように、あらかじめ用意しておきましょう。
開業届と青色申告承認申請書の提出
控除額の大きい青色申告を行う場合は、事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出が必要になります。
ただ、実店舗を持っている場合は開店日が開業日となることが多いのですが、在宅ワークの場合は明確に「始めた日」を明言するのは難しいですよね。
そのため、本人が「今日から在宅ワークを仕事にしよう」と思った日を開業日とするケースが多くなっています。
ある程度稼げるようになって「青色申告が必要になったから開業届を出さなきゃ…!」と思った日が開業日でOKですよ♪
「青色申告承認申請書」は”青色申告をしたいですよ~”という意思表示をするための書類。
できれば、開業届と合わせて管轄の税務署へ提出するのがおすすめです。
2021年の確定申告を青色にしたい場合は、2021年3月15日までの申請が必要となります。
ただし、特例として「事業開始から2か月以内の提出」でもその年から青色申告ができるので、一緒に出してしまうのが賢明。
青色申告承認申請書を出していても白色申告はできるので、あまり難しく考えず申請だけでもしておきましょう♪
なんか、タダでもらえるクーポンをとりあえずもらっておくママみたいだね!!
デメリットなくもらえて、使わないという選択肢があるなら、とりあえずもらっておくのが得だもの☆
ちなみに、青色申告承認申請書を提出していると、年明け早々に確定申告のお知らせと書類が郵送されてきますw
確定申告の前に行う「帳簿付け」って?
さて、ここまで確定申告の準備が整ったら、いよいよ確定申告書作り…とはいかず、次にやるべきことは「帳簿付け」の経理作業です。
在宅ワークで得た収入、かかった経費を一つずつ記録していく作業のこと。「単式簿記」と「複式簿記」の2種類がある。
簿記の種類 | 確定申告の種類 |
---|---|
単式簿記 (簡易式簿記) | ・白色申告 ・10万円控除の青色申告 |
複式簿記 | ・55万円控除の青色申告 ・65万円控除の青色申告 |
じつはこの作業がいちばん大変で時間がかかるんだよねーw
単式簿記の特徴&つけ方
「単式簿記」は家計簿のように、列ごとに科目を割り当てて支出を記録していきます。
いつ・どんな収支がいくらあったのかが把握できるので、白色申告や10万円の青色申告特別控除の際にも利用することになりますよ。
経費の列は、自分の事業内容に応じて増減することも可能です。
物販をしている人なら「仕入れ」や「消耗品費」への記入が多くなるでしょうし、打ち合わせや取材も行う人は「接待交際費」「旅費交通費」の項目が必要になるでしょう。
例は私の実際の収支を参考に作っていますw
単式簿記には決まったフォーマットはなく、基本的には自分が使いやすい形式の表になっていればOK。
個人的には、自由にカスタマイズしやすいエクセルがおすすめです。
いろいろ考えるのが面倒な場合は素直に、国税庁のフォーマットを利用するのが無難でしょう。
単式簿記のデメリット
単式簿記は、詳しい知識がなくてもつけやすいのが最大の特徴です。
しかし「入出金元が不明確」というデメリットも持っています。
例えば、報酬の受け取り方が2パターン(銀行振り込み・現金など)の場合、単式簿記を見ただけではどちらだったのか全くわかりません。さらに、口座をいくつも持っていると”どの口座に入ったのか”も分からなくなってしまいます。
経費でも同じように、現金払い、カード払いなど支払い方法が異なるケースの把握が不可能です。
だから、ある程度以上の金額を稼げるようになったら、複式簿記にするといいんだねー。
そうそう。決して、青色申告特別控除で節税するためだけに、必死で複式簿記をやっているわけではないんだよ!
こないだ「控除額が減っちゃう!!」って半泣きになりながら青色申告の準備をしていた気がするのは、夢だったことにしよう。
複式簿記のつけ方は難しい…?
「複式簿記」は単式簿記と比べると、グッと難易度が上がります。
しかし、単式簿記のデメリットだった「入出金元が不明確」という問題点の解消が可能です。
先ほどの単式簿記と同じ内容を、複式簿記で記帳してみました!
1月7日の売上は10,000円で、A社の売掛金(後払い)ということ。
1月10日は消耗品(PCケーブル)を現金で購入したということになります。
複式簿記の帳簿は必ず6列固定。単式簿記のように幅を取らないのもポイントです。
ここまで読んで「ほうほう、なるほどね」と思った人は、自力で複式簿記がつけられると思います!
ただ、簿記や経理の知識がない人のほとんどは「よく分からん」と思ったのでは?(私もそうでした)
でも大丈夫!簿記がよく分からなくても、複式簿記で帳簿付けする方法はあります!!
ママなんか急にうるさくなったね?
ハッ…!自分の苦労を思い出してつい力みすぎちゃったよ(汗)
複式簿記をつける方法
方法 | 費用 | 難易度 |
---|---|---|
エクセル・手書き | ほぼ無料 | 簿記3級程度の知識が必要 |
会計ソフト | 年1万円前後 | 簿記初級程度の知識が必要 |
税理士に依頼 | 年10万円前後 | 全く分からなくてもOK |
先ほど紹介した、複式簿記の「仕訳帳」をつけるだけなら、少しの勉強と実践でなんとかできるようになります(実体験)
しかし、青色申告をするときは他に「総勘定元帳」や「補助簿」も必要です。
- 仕訳帳…取引のすべてを日付順に記載したもの
- 総勘定元帳…取引を勘定科目ごとにまとめたもの
- 補助簿…現金・預金・売掛・経費など項目ごとの仕訳をまとめたもの
正直、手書きは計算などもかなり大変なので、これから始める人にはおすすめしません。
なので、エクセル・会計ソフト・税理士に依頼の3パターンを詳しく紹介していきます。
個人的なイチオシは「会計ソフト」です!私も数年使っています。
1.エクセルを使う
エクセルなどの表計算ソフトを使いこなせる人は、仕訳帳を元に関数を使って総勘定元帳や補助簿を作ることが可能です。
私も実際に、エクセルでやっている人を数名知っています!
無料のテンプレートもいくつか配布されていて、コストをかけずに帳簿付けできるというのが一番の魅力。
ただし、完全に自力で進めることになるので、途中でつまづいたり、誤った内容で提出してしまいあとから修正が入るといったリスクも出てきます。
正直、初心者にはかなりハードルの高い方法です。
2.会計ソフトを使う
個人的に一番オススメで、在宅ワーカーや個人事業主からの支持も厚いのが、会計ソフトを使用する方法です。
会計ソフトには、ブラウザ上で操作する「クラウド型」と、DLしたソフトをデスクトップ上で使う「インストール型」の2種類があります。
クラウド型 | インストール型 | |
---|---|---|
ソフト(一例) | ・マネーフォワードクラウド会計 ・クラウド会計freee ・弥生会計オンライン | ・弥生青色申告 ・わくわく財務会計6 ・ツカエル青色申告21 |
費用 | 年額10,000円、月額800円程度 | 8,000~20,000円程度 |
特徴 | お試し期間有りのものが多い | 追加費用がかからない |
いま、在宅ワーカーに人気なのはクラウド型ですね。
長い目で見るとインストール型の方がコスパはいいのですが、クラウド型は無料お試し期間と、月額1000円以下のリーズナブルさが敷居をめちゃくちゃ下げています。
インストール型は新しい税制への対応が不安…という声も挙がりますが、そこは心配無用。毎年制度に合わせて無償アップグレードを実施しているソフトも多いですよ。
会計ソフトは、複式簿記の知識がなくても「科目・金額・日付」を入力すれば自動で仕訳してくれるものも多いので、初心者でも安心。
3.税理士に依頼
ここまでは自力で帳簿をつけて確定申告をする方法を紹介してきましたが、税理士というプロにお任せするのも一つの選択肢です。
費用は事業規模で変動するのが一般的で、在宅ワーカーの場合は月1万円前後でお願いできるのが相場。
確定申告書作成は別途料金が発生するため、年間トータルコストは10万円を超えることになります。
今後、扶養の範囲を超えて稼ぎたい、事業を法人化したい、なんて考えがある人は、早めに税理士に依頼するのもいいでしょう。
逆に、扶養の範囲内に抑えて働きたいという人にとっては、税理士費用は高く感じるのでは。
多少の手間と時間をかけても、自力で会計処理までできるようにしておいた方がいい場合もあります。
いよいよ確定申告書の作成へ!
「帳簿」が作れたら、いよいよ確定申告書の作成です。
確定申告書の作成方法にも、いくつかのパターンがあります。
- 手書き
- 会計ソフト
- 確定申告オンライン
- 税理士にお任せ
それぞれの特徴をまとめていくので、帳簿のつけ方と合わせて、自分に合った方法を選んでみてくださいね。
手書きで作成する
「確定申告の用紙に直接自分で記入したい!」という人はこの方法が合うかも。
ただ、パソコンや電子化が進むにつれて、手書きで確定申告書を書く人はかなり少数派になってきています。
書き間違いなどのリスクもあるため、個人的にはあまりオススメしません。
会計ソフトを使う
帳簿付けを会計ソフトで行っている場合、そのまま確定申告書の作成までできることが多いです。
改めて数字を入力する必要がないので、かなり手軽ですよ♪
会計ソフトを導入するときに、希望の確定申告方法(白色or青色)に対応したものを選んでおくのがポイント。
もし対応していない場合は、データを参照しながら、手書きor確定申告オンラインに入力して確定申告書を作成していくことになります。
会計ソフトと確定申告オンラインのどちらも利用経験がありますが、所要時間は会計ソフトの方がダントツで早いです…!
確定申告オンラインを利用
2004年から導入された電子申告システム「e-Tax」を使って、確定申告書を作成することも可能です。(e-Taxサイトはこちら)
会計ソフトを使わずにエクセルなどで帳簿をつけている人は、この方法が一番スムーズだと思います。
帳簿を見ながら、画面に数字を入力していくだけなので、意外とカンタンです♪
e-Taxはオンライン申告だけで使うものと思われがちですが、作成した確定申告書をプリントアウトして提出することもできますよ。
税理士にお任せする
帳簿付けの作業とは別料金になりますが、確定申告書の作成も税理士に依頼できます。
確定申告書の作成には、1年間の収支をまとめた帳簿が必要です。この帳簿の内容に誤りがあると確定申告も正しくできないため、多くの税理士は「帳簿付けの依頼も必要」としています。
作成してもらった確定申告書と関連書類には、税理士の名前や事務所名が載ります。責任の持てる仕事をしたいという気持ちはわかりますね。
確定申告書作成の依頼費用は事業内容や規模で異なりますが、在宅ワーカーの場合は5万円前後が相場。
月々の帳簿付けや仕訳もお願いすることが条件になっていると、合わせて約15万円が目安で掛かると覚えておきましょう。
作った確定申告書を提出しよう
確定申告は、書類の提出方法にもいろいろな選択肢があるんです。
いろいろあって迷ってしまう人も多いのでは…。でも、難しく考えすぎず、自分に都合のいい方法を選べば大丈夫です!
電子申告の場合は早めの準備も必要なので、一応早めにどんな提出方法があるのかはチェックしておきましょう。
持参や郵送を希望しているなら、具体的な準備は確定申告の時期に入ってからでも間に合います。
窓口へ持参する
窓口提出の メリット | ・その場で最低限のチェックをしてもらえる ・その場で収受印を押してもらえる ・送料などの費用がかからない |
窓口提出の デメリット | ・長時間並ぶ可能性がある ・申告内容の確定にはならない ・提出場所までの移動に時間やコストがかかる |
最もスタンダードな方法が、税務署や確定申告会場へ持参するというもの。
その場で書類漏れ・記入漏れがないかをチェックして、収受印を押してもらったら提出完了です。
初めての確定申告で不安があるなら、窓口提出が安心。ただし、金額のチェックまでは行いません!窓口で出せば100%安心というわけでもないので、要注意。
最大のネックは、タイミング次第では行列に並ぶことになる可能性があること…。
特にこの2年は新型コロナの感染拡大防止対策として、窓口への提出がセンシティブになってきています。
窓口提出を考えている人は確定申告の時期が近付いたら管轄の税務署からの案内をチェックしてみてくださいね。
税務署へ郵送する
なかなか税務署まで足を運べない人のために、確定申告書は郵送での提出もできるようになっています。
確定申告書は「信書」に当たるため、郵便物(第一種)か信書便物として送る必要があります。
提出日は郵便消印の日付になるので、期間ギリギリに郵送するときは注意して。
郵便窓口から出せばその場で消印を押してもらえますが、ポスト投函の場合は翌日になることもあります。
追跡をつけるとさらに安心
郵便事故が怖い場合は、配送状況を追跡できるサービスを利用しましょう。
簡易書留は万が一の際に5万円までの補償がついているサービスです。
確定申告書の場合は補償額はほぼ生じないので、こだわりがなければ他の2つで十分。
窓口に持ち込みできる場合は特定記録、ポスト投函にしたい場合はレターパックがおすすめです!
時間外収集箱へ投函する
日・祝や夜間など、税務署や申告会場が開いていない時間は入口付近に「時間外収集箱」が設置されます。
そこへ投函する方法でも、確定申告書を受け取ってもらえますよ。
「平日の日中に税務署へ行くのが難しいけど、切手代も節約したい…」という人におすすめの方法です。
控えに収受印が欲しい場合
時間外収集箱や郵送での提出で、確定申告書の控えにも収受印が欲しい場合は、返信用封筒を同封しましょう。
- 封筒は長3サイズでOK
- 宛先に自分の住所、氏名を書く
- 必要分の切手を貼り付けておく
- 25g以内…84円
- 50g以内…94円
長3サイズの封筒は、確定申告書の控えが三つ折りで入るサイズです。
折らずに返送してほしい場合は、郵送提出時と同じように「角2サイズの封筒とそれに見合った額の切手」を貼り付けてくださいね。
電子申告(e-Tax)を利用する
電子申告(e-Tax)は環境さえ整えば最も手軽にできる提出方法で、税務署からもかなりオススメされている方法です。
実際にやってみた結果「利用者識別番号」の取得は結構、手間と時間がかかりました。
マイナンバーカードは申請してから発行までに数ヵ月かかるため、遅くても秋には準備を始めておきましょう。
さらに、ICカードリーダーはスマホが使えることもありますが、格安スマホや古い機種だと対応していないことも…。
実体験ですが、マイナンバーカードのHPに”対応機種”として記載されている機種なのに、実際使ってみたら読み取れないものもありました。手元にマイナンバーカードが届いてから動作チェックをするしかないのもネックですね…。
加えて、e-Taxから申告を行うためには、税務署へ「電子申告等開始届出書」を提出する必要もあります。
一度準備が整えば、翌年からは本当に簡単に確定申告が提出できるようになりますよ♪
今年は間に合わなくても、来年のために準備を始めてみてもいいかもしれませんよ。
そうは言ってもギリギリまで動かないのがママだからな~
電子申告できるようになるまで2年かかったのはナイショだよ
納税する・還付を受ける
確定申告が済んだら最後に納税のステップに進みますが、実はこの納税方法にもたくさんの種類があるんです…!
ちなみに、所得税は納付書や納税通知書が届きません!
確定申告を行い、自分で算出した税額を自発的に納付することになります。
納付期限は確定申告の期日と同日なので、ウッカリ忘れないようにしてくださいね。
逆に、源泉徴収などで所得税を多く払っていた人は、後日確定申告書に記載した口座へ還付金が入金されます。
こちらは確定申告書を提出してから1ヵ月ほど経つと自動的に振り込まれますよ。
↑なるべく税金を払わず、扶養の範囲内で在宅ワークをしたい!という人はこちらの記事も参考にしてみて。
領収書や決算書はしっかり保管しよう
確定申告をするためには、日々の収支をしっかり管理しておくことが大切。
1年ごとに領収書や請求書をまとめて、後から慌てないように準備しておきましょう。
また、確定申告が終わってからも、領収書や決算書の保管は必要です!
確定申告の種類によってそれぞれ保管義務の期間が定められているので、年度ごとにファイルなどへ入れて保管しておきましょう。
確定申告が問題なく済んでも、数年後に税務調査がはいることもありますよ。
一見難しそうに見える確定申告も、一度経験してみるとコツをつかんで2年目からはスムーズに進められるようになるものです。
あまり怖がらず、チャレンジしてみてくださいね。
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